乾いた秋の丘に根を張った木 — 厳しい土地で自分の形をつくる
日柱は生まれた日を表す二文字です。四つの柱の中で最初に読まれるのは、 ここが自分と相手を同時に映す唯一の場所だからです。上の文字――日主――が自分。 下の文字は自分が立っている地面であり、同時に配偶者の座でもあります。
きのえいぬは、土の支であるいぬの上に立つ陽の木です。 日干が日支を抑えます。自分の持ち場を握って動かせる力があります。 日主から見ると日支は偏財にあたるので、配偶者の座は 財星(財の星)の性質を帯びます。
どの支にも中に隠れた天干があります。表からは見えない気質と、その支が実際に何に使われるかは ここから出てきます。
| 蔵干 | 位置 | 割合 | 日主から見て |
|---|---|---|---|
| かのと 辛 | 余気 | 9日 | 正官 |
| ひのと 丁 | 中気 | 3日 | 傷官 |
| つちのえ 戊 | 正気 | 18日 | 偏財 |
配偶者の座が育てられる時期にあります。人に守られやすく、素直。自分で決める練習が課題になります。
甲戌日柱の空亡は申(さる)・酉(とり)です。空亡の位置は あるのに自分のものという感じがしない領域を指します。命式の他の場所にその支が出ていれば、 そこに結びついた縁とお金は一度空になって、また満ちる動きをしやすい。 空亡は悪いという意味ではなく、握るのをやめた途端に楽になる場所の印です。
まっすぐ上へ伸びる大樹 — 上へ伸びることが最初の本能です。方向が決まると横を見なくなり、そのまま押していく。曲がることが負けに感じられるので、正面からぶつかる回数が人より多くなります。
その下に戌の支が入ります。守る座です。信じたものを守り抜き、筋を通す。頑固さと誠実さが同じ場所から出ます。
戌の土は乾いていて木には優しくありません。だから早くから自立を覚えます。人に寄りかからずに立つ癖がつき、それが後半生の信用になります。
| 強み | 責任感、推進力、前に立つことへの抵抗のなさ |
|---|---|
| 弱いところ | 融通が利かない。助けを求めるのが遅れるだけの自尊心 |
| 支の種類 | 四庫支(蔵の支) — 華蓋(一人でいる位置) |
日主の下にある支が配偶者の座です。相手がどんな人になりやすいか、結婚生活がどんな形を取るかは、 まずこの一文字から読みます。甲戌日柱では、その座に偏財が座ります。
配偶者の座に、動く財が座ります。人と金の出入りが多く、チャンスに敏感。じっとしていると力が余ります。
異性との縁が広く出やすい配置です。広げた分だけ手が回らなくなるので、選ぶことが課題になります。
現実感が強く、生活を回す力があります。相手の経済力を見る目が確かで、その判断はたいてい当たります。
男女で読みが変わる理由 — 男性の命式では財星が相手を、女性の命式では官星が相手を表します。 同じ日柱でも読みが分かれるのは、それだけの理由です。
最初から最後まで自分の名前で回る仕事で生きます。途中で方針が変わり続ける組織では、消耗が早い。
甲戌日柱では配偶者の座に偏財(財星(財の星))が座るので、これは 働いて得たものがはっきり形になる構造.
仕事は日柱だけでは決まりません。月支・格局・用神が実際の方向を決めます。 上の一覧は日柱が指している木目として読んでください。
頼るのが下手で、抱え込む。一人で立てることと、一人でやることは違います。
この日柱そのものには特別な神殺がつきません。裏を返せばどの方向にも傾いていないということで、年柱・月柱・時柱がそのまま素直に出てきます。
相性の骨は二つです。天干が合うか(考え方が噛み合うか)と、 地支が合うか(日々の生活が回るか)。甲戌日柱から計算すると、こうなります。
| 日柱 | 理由 | 評価 |
|---|---|---|
| つちのとう 陰の土・兎 | 地支の六合 + 天干の合 | 最上 |
| みずのとう 陰の水・兎 | 地支の六合 + 相手が自分を生む | とても良い |
| みずのえとら 陽の水・虎 | 地支の三合 + 相手が自分を生む | 良い |
| 日柱 | 理由 | 評価 |
|---|---|---|
| かのえたつ 陽の金・竜 | 地支の冲 — 配偶者の座を正面から突く + 天干の冲 | 正面衝突 |
| つちのえたつ 陽の土・竜 | 地支の冲 — 配偶者の座を正面から突く + 相剋 | 正面衝突 |
| かのとみ 陰の金・蛇 | 元嗔 — 理由なく居心地が悪くなる組み合わせ | 距離を取る |
冲は一緒にいられないという意味ではありません。冲は変化が大きいという意味で、 互いの仕組みが分かった途端に生産的になる組み合わせも多い。逆もあります。良い組み合わせでも、 残りの命式が噛み合わなければ居心地は悪くなります。日柱の相性は出発点であって、結論ではありません。
ふたりの生年月日を入れると、配偶者宮どうしの合・冲まで根拠つきで見られます。
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同じ日に生まれても、年・月・時が入ると読みは大きく変わります。
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甲戌日柱の性格は?
厳しい土地で自分の形をつくる。戌の土は乾いていて木には優しくありません。だから早くから自立を覚えます。人に寄りかからずに立つ癖がつき、それが後半生の信用になります。 陽の木という土台と、犬の支の気質が重なって出てきます。
甲戌日柱は男女でどう違いますか?
土台は同じで、配偶者の座の働き方が変わります。男性の場合:異性との縁が広く出やすい配置です。広げた分だけ手が回らなくなるので、選ぶことが課題になります。 女性の場合:現実感が強く、生活を回す力があります。相手の経済力を見る目が確かで、その判断はたいてい当たります。
甲戌日柱と相性の良い日柱は?
己卯・癸卯・壬寅 が構造的に合います。支が冲する 庚辰 は調整が要ります。相性は日柱だけでは決まりません。命式全体で判断します。
生まれた時間が分からなくても日柱は出ますか?
出ます。日柱は生まれた日付で決まるので、時間を知っていてもいなくても同じ結果になります。